どうもこんにちは!
※最初に皆さんに言っておきます。
この記事・・・
過去最高に長いですww
お覚悟を、、(;´∀`)イヒ♥
今回は
ワールドシャウラ17113 解体新書
ということで、、
まずは包み隠すことなく
私のワールドシャウラ17113に対する複雑な思いと
購入に至った経緯について語っていきたいと思います。
【ワールドシャウラ17113 R-2 購入の経緯】
このロッドを購入したのは
当時
■キャスティング性能の「ベンダバール8.9M」
■強さと取り回しの「リプラウト7.8ML」
■軽さと感度の「モアザン97MLB」
この3本のロッドの良いところを掛け合わせたロッドは無いものか?というところから購入したのです。
遠投が出来て
ロッドパワーが強く
取り回し、操作性に優れ
軽くて感度の良い
夢のようなロッドが欲しいと思って辿り着いたロッド
それが
「ワールドシャウラ17113R-2」でした。
当時のブログにも書いていますが、確かにその夢のようなロッドだったのですが、、
このロッド、、
ベンダバール8.9Mとは比較にならないほど曲げにくかったΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
強がってはいましたが、正直自分自身の当時の実力とリールでは、とても使いやすいとは言いがたかった。。
でも隠していました・・・すみません。
それがワールドシャウラ17113との出会いです。。
その後、しばらく使うこともあまりなく自宅で保管していました。
しかし、このブログでボチボチ飛距離テストをするようになると、、
むむ?
ワールドシャウラ17113R-2、、
「あれ?すっげぇ飛ぶぞ?」と(^^;;
軽量ルアーの投げにくさこそあるものの、飛距離計測をすると他のロッドを圧倒する飛距離。
そう、、
ただキャストが下手くそでロッドを曲げられないだけだった。
その頃から上手く投げられたら、このロッドは凄く飛ぶということに気がついたんです。
その後大遠投を記録したい時に自宅から持ち出すような異色のロッド扱いに(^◇^;)もはや釣り竿でないww
今やそのワールドシャウラ17113R-2を使いこなしたい、使いこなせると自信がついたのはリールのお陰です。
そのリールは
18アンタレスSMGL DCMD
17エクスセンスロングディスタンスチューン
このリールがあるからこそ、不安なく、全力で振り切ることが出来る
それがほんのつい最近の話です。
それでは本題に入ります。
ワールドシャウラ17113R-2 解体新書
このロッド、、
なんでこんなに飛ぶんでしょうか?
その理由とその魅力をお伝えしたいと思います。
【ワールドシャウラ17113R-2の遠投の理由とその魅力】
★大口径のロッドガイドを搭載し、通常よりもガイド数が少ない
コチラをご覧ください↓↓
上から
・ワールドシャウラ17113R-2
・エクスセンス∞806M/R
・ワールドシャウラ1832R-2
1本のロッドだけ第一ガイドがやたらと離れていますww
ここも絶妙なブランクスの張りとテーパーがこのガイド位置を可能にしており
右から
・ワールドシャウラ17113R-2
・エクスセンス∞806M/R
・ワールドシャウラ1832R-2
ロッドガイドはやはり大口径ガイドが飛ぶし、ガイドは少ない方が飛ぶ。
ロッドガイドは抵抗ですので、飛距離というものを考えた時には、少ない方が良い。
感度やリニアな操作性を意識した場合にはガイドは小さく、数も多い方が良いことは否定はしませんが
殆どのオカッパリアングラー、特に飛距離が求められるソルトアングラーにとっては、ある程度ガイドは大きく、なるべく少ない方が良いのではないかと思います。
もともとブランクスに近いガイドシステムが魅力のベイトタックルなので、感度やリニアな操作性はスピニングロッドと比べても、ある程度担保されていると私は思っています(*^^*)
★超高弾性カーボンブランクスのレギュラーテーパー
最新のスパイラルXコアは搭載されていないが、技術以上に、超高弾性の素材”ブランクス”が素晴らしい。
大口径のオールダブルフットガイドとコルクストレート、、
通常普通のロッドがこんなスペックを搭載したならば、かなり重たく先重りするロッドになってしまうことは間違いありません。
ダブルフットガイドは重い、コルクもEVAと比べて重いためです。
しかし、この17113R-2、、
ロッド自重 145g
いや、信じられませんよ、、笑
大口径オールダブルフットガイド、9個付いて、フロントグリップにもコルク&エンドグリップにコルクストレート付けて、、
145gですよ?!
現行のスーパーレッド17114R-2がコルク使わずにして160g
ちなみにスーパーレッド1702が先径1.8㎜にして(17113は先径1.9㎜)、グリップも5cm短い、オールダブルフットガイドでない
にも、か・か・わ・ら・ず!!
150g。。
如何に17113R-2がとんでもない軽量&超高弾性のブランクス(カーボン含有率(%) : 99.0)をベースに作られているかお分かりいただけますでしょうか?
だから「高額になりすぎちゃった」と開発者が仰っていましたよね、、
使用しているカーボンのトン数は私には分かりません(;^_^A
ということで
スーパーレッドのワールドシャウラが最新の技術を駆使して、ブランクスを武装しても、17113の芯のブランクスの質は負けていないと思います。
★メイドインジャパン
何気にここも魅力ありませんか?笑
もう巷では殆ど見かけない、シマノのメイドインジャパンのロッド。
特に海外産がどうとか言うつもりはありませんが、精神的な安心感や商品の質を保証してもらえている気がするのです。
自信を持って一日振り切れるロッド、、
それがアングラーにとって大切な要素なのではないでしょうか?
★タックルバランスが良い
先に申し上げたとおり、大口径のオールダブルフットガイドを搭載しているこのロッド
普通のロッドであれば、先重りして使いにくそうなタックルバランスになりがちですが、コチラをご覧ください。
以前、リールのセンターバランスについて記事にしましたが
タックルバランスについてもトリガーシートにバランスが近くなればなるほど、操作性や感度が向上すると言われています。
この写真のとおり、とても大口径オールダブルフットガイドを搭載しているとは思えないほどの素晴らしいタックルバランスを実現しています!(リールは18アンタレスDCMD)
★角度のないガイドブリッジ
17113はロッドガイドが一世代前のものが使われています、、
これですね、、
上から
・ワールドシャウラ17113R-2
・エクスセンス∞806M/R
・ワールドシャウラ1832R-2
最新のガイドのように斜めにすることによって、キャスト時の放出ラインから見ると、真円性が損なわれる気がしているんですよね(^^;
ダイワが最近モアザンブランジーノEX AGSで取り入れた
「AGS」TYPE-0
放出されるラインはティップのブレの影響で縦に暴れる、ガイドの形は真円ではなく、0形状の方が、ラインがスムーズに放出されるとした技術です。
つまりですね、、現行ガイドのワールドシャウラでは
真円で作られたガイドを斜めにガイド設定することにより、ライン放出に対して真円性が損なわれ
0を横にした形となり、ラインは縦に暴れる、、という現象が起きそう、、
なので、最近旧ガイドのようにガイドに角度が付いていないガイドの方が真円性が保たれて、ラインの放出抵抗は少ないのではないか?と思うように私は感じています。
その差はごく微々たるものだとは思いますが
実際に飛距離は17113の方が飛んでいるのです。
★リールのレベルワインドから一直線にラインが出ていく
先の画像にも示したとおり
ロッドの第一ガイドが遠くに設定されていることで、放出ラインに角度がつくことなく、一直線にトップガイドまでラインが抜けていきます。
このラインの放出抵抗を極限まで少なくしようと、設計したロッド技術者の遠投に対する情熱を感じずにはいられないのです(>_<)
★何処で握っても強く握れるコルクストレート
コルクストレート、、
カッコイイから好き、、
単純にそれだけではないんです☆
というのも
これはグリップ力について有名な話ですが、、
野球バットのヘッドを持った場合と
野球バットのグリップを持った場合で
同じ力でバットを捻り合いっこしたらドチラが勝つかご存知でしょうか?
・・・
答えは
バットのヘッド部分を持った
コチラの圧倒的勝利です。
信じられない方はやってみてくださいね(^^♪
・・・
何が言いたいかお分かりいただけたでしょうか?
強く握れるのは接地面の多い太いグリップの方だということです。
遠投する際には強烈な負荷がロッドにかかります。
当然その負荷に打ち勝ってロッドパワーを爆発させるためには、強い握力が必要となるのです。
「何処で握っても太く強く握れるコルクストレート」
どんなキャストでどこを握っても握力をキープすることが出来る。
特に遠投時に片手モーションから両手に握り替えるロッドでは必要不可欠な要素であると私は考えています。
★私の体型に合っている
一概には言えませんが、176㎝の私の体格や、筋力、そして手の長さにこのロッドの長さが合っている可能性も否定できません。
アングラーのキャストのトップスピードが上がりやすいロッドレングスというものは確実に存在すると思います。
【ワールドシャウラ17113R-2 解体新書 まとめ】
良く曲がるブランクスを搭載したロッドは
まさに
”仕事をするロッド”
とするならば
逆にワールドシャウラ17113R-2は
”仕事をしないロッド”
使い手が
仕事しろ!ゴルァ!と強くムチを打ってあげないと仕事をしませんw
ベイトタックルにおっかなびっくり優しく接しているアングラーには使いこなせない
ある意味使い手を選ぶロッドであることは間違いないのです。
■超高弾性の軽いロッドのキャストスピード
■タックルバランスが手元にあることよる振り抜けのし易さによりキャストスピードは更にアップ
■アングラーの体格や筋力に合うロッドレングスや重量にすることによりキャストスピードは更に更にアップ
■超高弾性レギュラーテーパーブランクスを曲げこんだ時に生まれる爆発的加速力
■コルクストレートにより、高い握力が安定して維持され、更に高まる超爆発的加速力
■放出ラインがトップガイドまで一直線に出ていき、ガイドが少なく、大口径ガイド、極限まで放出ライン抵抗を低減
■信じて振り切れ、メイドインジャパン
・・・
どうですか?
ワールドシャウラ17113R-2は飛ぶ要素しかないですよね?笑
そりゃ飛ぶわけだよと、、
今回個人的に分析してみました☆(あくまでも個人の見解です)
そしてまた、、
使いこなすにはこの物凄い爆発的初速を生み出すこのロッドに対応出来るブレーキが必須です。
スプール回転に応じたMAXブレーキが高く、後半の低回転時に抜けの良いブレーキマネージメントを実現できるリール
つまり
①DCブレーキ
②遠心ブレーキ
③マグネットブレーキ
この順番でロッドのポテンシャルを引き出すことが出来ます。
これは多くのリールを検証してきた私が経験と検証記録で培ったものです。
またトラブルレス、扱い易さ、ルアーウェイト等それぞれ何に重きを置くかによっては順番が変わることもあります。
飛ぶ要素しかないベイトロッド
×
優秀なブレーキを搭載したベイトリール
×
ベイトタックルを振り切る技術と自信
ll
この3つの要素が合わさって
前人未到の飛距離が生まれる
ワールドシャウラ17113R-2は
2012の発売から当時のシマノブランクスでは最高峰の超高弾性ブランクスを使って12アンタレスによる大遠投を可能にするために生み出された、遠投専用ロッドだった。
素晴らしいロッドを作ってくれたシマノにただただ感謝する今日この頃です。
是非シマノには
今の技術を使って
ワールドシャウラ17113R-2を超高弾性ブランクス、コルクストレートを引き継いで、リメイクして頂きたいところです☆
そして
来月発売するエクスセンスジェノスベイトモデル108+M/R
もちろん現時点の王者17113と飛距離対決してみたいと思ってます。
最新技術のシマノ初の超ロングベイトロッド
エクスセンス ジェノス B108M+/R
VS
高級な超高弾性軽量ブランクスを搭載した元祖遠投ロッド
ワールドシャウラ17113R-2
お楽しみに!!