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ベイトリール新世界の代償

どうもこんにちは!

皆さま前回の「極・ベイトリール頂上決戦」見て頂けましたでしょうか?

この決戦から得られた結果は、これまでの私のベイトリールの常識や感覚を覆すほどの

無重力感圧倒的な飛距離をもたらしました☆

しかし、、

実はカスタムするにあたって失敗したことや不都合なこと、金銭的な散財もあったため、それらを少しだけ公開いたします。

※繰り返しになりますが、カスタムはあくまでも自己責任でお願いいたします。分解や破壊をすると当然メーカーからの保証は受けられなくなります。

ベイトリール新世界の代償

①ブレーキユニットの選択の失敗

私は当初、ブレーキユニットを少しでも軽量化(約1g)しようとレイズから発売している社外ブレーキユニットを使用しました。

しかし、このユニットは私が目的としている

遠投、、

つまりキャスト時のスプールの高回転に耐えることが出来ませんでした。

具体的には

キャストする前に1つONにしていたブレーキシューが、、

フルキャスト後には

このように勝手にブレーキシューが4つONの状態になり、キャスト直後に急激な失速を起こしますww

実際にレイズのブレーキユニットと純正品を比較すると

このようにレイズのブレーキユニットを強く握り込むと軽量化故に?ユニットが歪むのが確認できました。

一方で純正ブレーキユニットは

強く握り込んでも、ある意味カチコチで歪む様子は見受けられません☆

もともとレイズのブレーキユニットの目的はフィネス性能を高めるためであり、私のように限界までスプールの高回転を目指すキャスティングに対応する作りではないのでしょうね(^◇^;)

これをキッカケとして

ブレーキユニットは純正のものを使うようにしました。

その後フルキャストで勝手にブレーキシューがONになる現象はなくなりました!

②メンテナンスに気を抜くとトラブルを起こす

そもそも遠心ベイトリールのブレーキパイプとブレーキシューの関係は物理的な力によるスプール制御であることは言うまでもないでしょう。

しかし、それが物理的力によるブレーキであるが故に

不意にスプールシャフトやブレーキパイプ周りに水や油が余分に残っていたりすると、適正なブレーキ力が発揮出来なくなります。

そもそも旧SVS∞に対応しているリールに無理矢理新SVS∞を付けているので、ブレーキパイプやスプールシャフト周りに不純物が溜まりやすい構造になっているなと感じています。

メンテナンスに慣れればそんなことも無くなりましたが、当初は少し苦労しましたw

③純正ブレーキユニットでフルキャストを繰り返した結果、ブレーキユニットが破損

前回お伝えした、、

30gのメタルジグの遠投結果

以前と比較して5m近く飛ぶようになったのは良かったのですが、、

何度もフルキャストを繰り返した結果

急激な異音とともに

ブレーキユニットのブレーキシューを取り付けている部分のバーが真っ二つに、、

拡大すると

このキャストと同時にブレーキシューを保持していたバーとシューが吹っ飛んで、ブレーキシューが削れ、バーも変形、ブレーキパイプにも傷が付きました⤵︎⤵︎(ToT)

このようなことが起こった背景には

ブレーキユニットにブレーキシューを取り付ける際の金属製のバーがしっかり圧入されていなかったことが考えられ、この現象以降、ブレーキシューのバーの圧入には極細のノミ?と小さいハンマーで叩くようにしています(^^;;

今のところ細心の注意を払って取り付けることにより、フルキャスト時にブレーキユニットが破損することは起こっていません☆

このトラブルに際し、ブレーキユニットやブレーキパイプを新品に交換する必然性に迫られたことについては皆様のご想像にお任せ致しますww

以上、3つの代償についてのまとめ

①ブレーキユニットは純正品を使う

②メンテナンスは細心の注意を払う

③ブレーキシューの交換はしっかりと工具を使って圧入する

この3つのことに気をつけて、カスタムをして頂ければ、多くの方がベイトリールの新世界にいち早く辿り着くことが可能であると考えています☆

ただし、しっかり基本のキャスト、基本のブレーキ設定が出来るアングラーでなければ、どんなに良いベイトリールと使い物になりません。

更に言うと私は下の写真、、

ブレーキシューの構造を変えています。

この形についての詳細は伏せておきますが、そもそも旧SVS∞ブレーキシューを削った経験から、コレが良いというブレーキシューの形状があります☆

¨スプールを変えたらブレーキ設定を変える¨

以前から私はこのようにブログには書いてきました。

これはカスタムの鉄則であり、当たり前のことです。

スプール交換(重量変化)をしてブレーキ設定を変えなければ、ただチグハグなベイトリールが誕生するだけなのです。

だからこそ、ブレーキ設定が変えられるリールが必要で、それを考えるのが楽しい。

そして

リールと融合する

アングラーの技術

ロッドとの相性

ラインの太さ、素材、リーダーの長さの選択

投げるルアーごとに創造するブレーキ設定

全てを考え抜いて出来上がったもの。

それが、、

“ベイトタックル”

こんな楽しい遊びがあるでしょうか?

これらの努力から生まれた記録が

この記録です。

今後は全てDCに任せる(シマノスタッフ談)

いや、、

私にとってはそれはベイトタックルではないんです。

さぁ次はこのリールで何をしましょうか?

想像が膨らんできました(^^)

※メカニカルブレーキの設定について

実はここ最近、私の周りのアングラーがメカニカルブレーキの設定に苦慮している状況がしばしば散見されます。

そもそも遠心ブレーキとマグネットブレーキのリールではそれぞれメカニカルブレーキのゼロポジションが違います。

●遠心ブレーキなのにマグブレーキと同じように設定してはいませんか?

▲マグブレーキなのに遠心ブレーキと同じように設定してはいませんか?

ダイワやアブのリールで慣れ親しんだアングラーは●タイプ

古いSVSを使い込んできたアングラーは▲タイプの傾向があります。

YouTubeでも私個人から言うと間違ったメカニカルブレーキ設定の動画が多数散見されています。おそらく、配信されている方の多くはベイトタックルについて詳しくない方なのだと思います。

なんとなくのメカニカル設定で100mのフルキャストなんて出来ないんです。

19アンタレス発売してすぐくらいかな?

ブレーキが効かないってクレームが多数あったことをご存知でしょうか?

一方で、最高のキャストフィールと評価していた人が多くいたのも事実です。

、、、

敢えて私が説明する必要もないかなと思うことなんですが、もし反響があれば詳細お伝えしたいと思います。

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