どうもこんにちわ!!
皆様、前回と前々回
の記事を見て頂けましたでしょうか?
飛距離比較をした結果は
僅差ではあるものの
軽いルアーは18アンタレスDCMDの勝利
重いルアーは12アンタレスDCの勝利
通常考えられる大口径スプールの方が重いルアーは有利という常識をある意味覆すものでした。
・・・
私はこの結果を受けて自宅で
どうしてだ?
なんでだ?
を自問自答する日々を送っていたのです。
そして2つのリールを比較すること数日
スプールレスポンスについては18アンタレスが若干有優れてはいるものの、、殆ど変わらない
スプールは12アンタレスDCの方が小径だが、重量はある。
スプールの重量の問題か?
いや、たかだか0.1gの重量差でそこまでの回転、慣性に影響はあるのか?(スプールベアリングは同一)
重いスプールの方が飛ぶのか?
いや、経験上ブレーキが同一の場合それは考えられない。
そして数日考え続けた結果
私が考え出した結論は
そう!!
リールのセンターバランス
こちらをご覧ください
12アンタレスDC
18アンタレスDCMD
リールのセンターバランス自体は写真では少し分かりにくいのですが
リールの自重は18アンタレスDCMDの方が僅かに軽く、
リールのセンターバランスは12アンタレスDCの方がリールフット中央に近いのです。
それは
ショートハンドル、軽量ノブを搭載した12アンタレスDC
ロングハンドル、大型ノブを搭載した18アンタレスDCMD
であるため仕方ないことだと思います。
次に極端な例を挙げると
15カルカッタコンクエスト
リールのセンターバランスがギアボックス側にズレて、リール自重もかなり重くなっています。
こういったリールは正直キャスティングには向かないと感じています。
何故なら
大きな力でキャストしなければならない場面であればあるほど、力を使うし、タックルが重く、バランスが悪いほど、キャストにブレが生じるからです。
※村田基さんがベイトキャスティングに右ハンドルを勧める理由もココに関連しています。
ちなみに18アンタレスDCMDに付いていたハンドルと12アンタレスDCに付いていたハンドルの重量を比較してみると
12アンタレスDCに付いていたハンドル 31.39g
18アンタレスDCMDについていたハンドル 45.11g
その差 13.72g
そりゃあ、、キャストもしづらいですよね、、(^^;
今までキャスト練習を続けてきて、こんな基本的なことに気づかなかった自分が恥ずかしいですww
そしてその仮説をもとに各パーツを見直し、リールのバランスを調整してみました☆
18アンタレスDCMD
そもそも18アンタレスDCMDのボディ剛性は12アンタレスより劣ると感じているため、金属ノブは絶対付けたいという気持ちがあったためこの設定になりました☆
そしてリールのセンターバランスの取り組みを必要としてるリールがもう一つ
12アンタレスSVS∞
このハンドルセレクトについて説明すると長くなるのですが(;^ω^)
12アンタレスはボディ剛性は高いものの、リール自重とギアボックスが重いです。
よりリールのセンターバランスを目指すが故に金属性のハンドルノブの搭載を諦めたことやスタードラグ、メカニカルサイズの関係からロングハンドルを選択するしかなかったことをご理解ください。
そして
・リールのセンターバランス
・リール自重の軽量化
・スプール重量
・ブレーキシステム
これらを考察した2つの最強リールが誕生しました☆
左:12アンタレス
(最新SVS∞アベイルスプールブランキング)センターバランス化カスタム
右:18アンタレスDCMD
(スプールブランキング重量調整カスタム&17エクスセンスDCブレーキユニット)センターバランス化カスタム
当たり前のことなんですが、タックルが軽量化することで振り抜きやキャストスピードは向上します。
そしてリールバランスがセンター(中央)寄ること、ロッドバランスが手元に来ることでキャストのブレが軽減されます。
おそらくこれが最後の戦いになることが予想されます。
これまで、発売している飛ぶと言われているハイエンドベイトリールのほぼ全てを触って
カスタムしては実際に投げてきました。
遂に全ての戦いの決着がつきます。
全てのベイトリールの中で
”世界一飛ぶベイトリール”
「軽く投げて、ただ飛ぶ。」
ライト~ヘビールアーもバーサタイルにノートラブルに遠投が可能
そんなベイトリールをこの10年ずっと作りたかった。。